第110回薬剤師国家試験

◆ 問86

以下のうち、学校薬剤師の職務はどれか。1つ選べ。
  • 保健室内での調剤
  • 救急時の一般用医薬品の販売
  • ワクチンの投与
  • 校内土壌の放射能汚染検査
  • 薬物乱用防止のための教育

◆ 問86

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:5


学校薬剤師は、学校保健安全法に基づいて、学校における保健管理に関する専門的な業務を行う薬剤師です。児童・生徒の健康管理や学校環境の衛生管理など、幅広い業務を担当します。薬物乱用防止教育や校内の環境衛生の確認などが主な職務に含まれます。学校薬剤師は、調剤業務や医療行為は担当しません。

それぞれの選択肢を解説します。
誤:[保健室内での調剤]
調剤は医薬品を処方に基づいて調整する行為ですが、学校薬剤師の職務には含まれません。調剤業務は医療機関や薬局で行われ、学校薬剤師はそのような医療行為を行う役割ではありません。

誤:[救急時の一般用医薬品の販売]
一般用医薬品(市販薬)の販売は薬局等で行われる業務であり、学校薬剤師の職務とは無関係です。学校薬剤師は市販薬の販売業務を行うことはありません。

誤:[ワクチンの投与]
ワクチンの投与は医師または特定の訓練を受けた医師または看護師が行う医療行為です。学校薬剤師が直接ワクチンを投与することはありません。

誤:[校内土壌の放射能汚染検査]
学校薬剤師は、校内環境の衛生状態を監視する役割は持っていますが、専門的な放射能汚染検査は専門機関が担当します。そのため、学校薬剤師の職務としては当てはまりません。

正:[薬物乱用防止のための教育]
学校薬剤師の重要な職務の一つは、生徒や教職員に対して薬物乱用防止教育を行うことです。薬物乱用の危険性について教育し、予防を促すことは学校薬剤師の中心的な役割に該当します。


したがって、正解は[薬物乱用防止のための教育]です。