第97回薬剤師国家試験

◆ 問110

基原植物に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
  • オウレンとオウバクの基原植物はミカン科に属し、主要成分としてインドールアルカロイドを含む。
  • ゲンチアナとリュウタンの基原植物はリンドウ科に属し、主要成分としてセコイリドイド配糖体を含む。
  • ダイオウとセンナの基原植物はマメ科に属し、主要成分としてビアントロン類を含む。
  • トウキとセンキュウの基原植物はセリ科に属し、主要成分としてリグナン類を含む。
  • オンジとセネガの基原植物はユリ科に属し、主要成分としてステロイドサポニンを含む。

◆ 問110

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2


オウレンとオウバクの基原植物は、それぞれキンポウゲ科、キカン科に属している。オウレン、オウバクは主成分として、共にイソキノリンアルカロイドであるベルベリンを含有している。


ゲンチアナとリュウタンの基原植物は、リンドウ科に属している。ゲンチアナとリュウタンは主成分として、セコイリドイド配糖体であるゲンチオピクロシドを含有している。


ダイオウとセンナの基原植物は、それぞれタデ科、マメ科に属している。ダイオウとセンナは主成分として、共にビアントロン類であるセンノシドを含有している。


トウキとセンキュウの基原植物は、セリ科に属している。トウキとセンキュウは主成分として、共にフタリド類であるリグスチリドを含有している。


オンジとセネガの基原植物は、ヒメハギ科に属している。オンジとセネガはトリテルペノイドサポニンを含有している。