第97回薬剤師国家試験

◆ 問147

医療経済に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 医薬品生産金額の約50%は、一般用医薬品が占めている。
  • 国民医療費の財源には、保険料と公費のほかに患者の一部負担金が含まれる。
  • 新医薬品の薬価は、通常、後発医薬品が薬価基準に収載されるまでの間は変動しない。
  • 薬剤経済分析は、薬物治療を効果と費用の両者から評価するために行われる。

◆ 問147

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2、4


平成22年度の医薬品生産金額のうち、医療用医薬品の占める割合は、90.7%、一般用医薬品の占める割合は、9.3%である。


国民医療費は、保険料、公費、その他(患者の一部負担金等)で賄われている。


通常、医薬品の薬価は、毎年改定される。


薬剤経済分析とは、医薬品や医療技術の費用対効果を評価する方法である。薬剤経済分析の手法には、費用最小化分析、費用/効果分析、費用/効用分析、費用/便益分析などがある。