第97回薬剤師国家試験

◆ 問148

医薬分業及び保険調剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • いわゆる医薬分業率とは、全患者のうち投薬が必要とされた患者への処方件数に対する院外処方せん枚数の割合である。
  • 医薬分業の機能を活かすためには、処方せんを発行する医療機関と保険調剤を行う薬局の経営が一体となっていることが望まれる。
  • 保険調剤された後発医薬品の割合に応じて、当該保険薬局において算定する調剤報酬が異なる仕組みがある。
  • 保険調剤を受けた者に交付する領収書には、調剤報酬の内容がわかるような記載が必要である。

◆ 問148

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3、4


医薬分業率は、外来患者(入院患者以外の患者)への投薬のための処方件数に対する薬局への処方せん枚数(院外処方せん枚数)の割合である。
医薬分業率(%)=(院外処方せん枚数/外来患者への処方せん枚数)×100



保険薬局は、保険医療機関と経済的、機能的、構造的に独立していなければならない。



調剤された後発医薬品の割合に応じて、後発医薬品調剤体制加算を調剤基本料に加算することができる。調剤された後発医薬品の割合に応じて、算定する調剤報酬が異なる。



保険調剤を受けた者に交付する領収書には、個別の費用ごとに区分して調剤報酬の内容を記載する必要がある。