第97回薬剤師国家試験

◆ 問15

抗原抗体反応を利用した測定法でないのはどれか。1つ選べ。
  • ラジオイムノアッセイ(RIA)によるホルモンの定量
  • 酵素免疫測定法(ELISA)によるサイトカインの定量
  • 赤血球凝集反応による血液型判定
  • ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法によるDNAの検出
  • ウエスタンブロット法によるタンパク質の検出

◆ 問15

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


ラジオイムノアッセイ(RIA)は、放射性同位元素を標識として利用し、抗原抗体反応により目的物質を検出定量する方法である。


酵素免疫測定法(ELISA)は、酵素を利用し、抗原抗体反応により目的物質を検出定量する方法である。


赤血球凝集反応による血液型判定は、赤血球表面に存在する抗原に対する抗体を加えて、抗原抗体反応により血液型を判定する方法である。


ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法は、耐熱性DNAポリメラーゼやプライマーを用いて微量のDNA試料から目的とするDNAを複製する方法であり、抗原抗体反応を利用した方法ではない。


ウエスタンブロット法は、電気泳動と抗原抗体反応を利用し、特定のタンパク質を検出する方法である。