第97回薬剤師国家試験

◆問314-315

総合感冒薬を求めて来局したAさんに薬剤師が応対した。その結果、Aさんは翌日、国民体育大会に選手として参加することが明らかとなった。

◆ 問314


◆ 問315

問314で推奨できない成分の原末について、薬事関係法規による規制区分として、 正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 毒薬
  • 劇薬
  • 麻薬
  • 向精神薬
  • 覚せい剤原料

◆ 問314

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2


国民体育大会に選手として参加することになっているAさんに対して、総合感冒薬に含まれる成分で推奨できないのは、dl-メチルエフェドリン塩酸塩である。メチルエフェドリンは、中枢興奮作用を有し、服用することにより血流を増加させるため、世界アンチドーピング機関においてドーピング禁止薬物に指定されている。

◆ 問315

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:5


覚せい剤取締法において、dl-メチルエフェドリン塩酸塩の原末は、覚せい剤原料に指定されている。なお、エフェドリン及びメチルエフェドリンの含有量が10%以下の製剤は、覚せい剤原料に該当しない。