第97回薬剤師国家試験
◆ 問333
68歳男性。身長172 cm、体重82 kg。心筋梗塞の既往歴を有し、高血圧と糖尿病のため、以下の処方で治療を継続している。
この患者に対する指導として、正しいのはどれか。2つ選べ。
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納豆やクロレラはアスピリン腸溶錠の作用を増強するため、摂取しないように指導した。
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心筋梗塞の再発予防のため、オルメサルタンメドキソミル錠により血圧を下げる必要があることを説明した。
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食品包装に表示されているナトリウム量を参考にして、1日のナトリウム摂取量が6gを下回るように指導した。
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心血管保護のため、強度の運動を行うよう推奨した。
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処方2により低血糖症状が現れた場合は、ブドウ糖又はショ糖を摂取するよう指導した。
◆ 問333
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:2、5
納豆、クロレラとアスピリン腸溶錠を併用してもアスピリンの作用が増強することはない。
虚血性心疾患(心筋梗塞など)は、高血圧により誘発されることがある。そのため、心筋梗塞の再発を予防するため、オルメサルタンメドキソミル錠により血圧を下げる必要があることを説明する。
高血圧に罹患している場合、1日当たりの食塩摂取量が6 gを下回るように指導する必要がある。
なお、食品の包装にはナトリウム量が記載されており、ナトリウム量(mg)より食塩量(g)を算出する必要がある。【参考】食塩量(g)=Na(mg)×2.54÷1000
心筋梗塞などの虚血性心疾患の既往歴を有する患者が、強度の運動を行うと、心臓での酸素要求量が増加により虚血性心疾患が悪化することがある。そのため、本患者には、強度な運動を推奨することはできない。
SU剤(グリメピリドなど)やビクアナイド系血糖降下薬(メトホルミンなど)を服用中に低血糖症状が現れた場合には、ブドウ糖又はショ糖を摂取するよう指導する。