第97回薬剤師国家試験

◆ 問37

甲状腺ホルモン産生阻害作用を示すのはどれか。1つ選べ。
  • チアマゾール
  • オキシトシン
  • プロチレリン
  • クロミフェン
  • ソマトレリン

◆ 問37

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1


甲状腺ホルモン産生阻害作用を示すのは、チアマゾールである。


オキシトシンは脳下垂体後葉ホルモンであり、律動的に子宮平滑筋を収縮させる。


プロチレリンは甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)製剤であり、下垂体前葉を刺激して甲状腺刺激ホルモン(TSH)及びプロラクチン分泌を促進する。


クロミフェンは抗エストロゲン薬であり、視床下部及び下垂体前葉のエストロゲン受容体を遮断し、性腺刺激ホルモン(Gn−RH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)の分泌を促進することで排卵を誘発する。


ソマトレリンは成長ホルモン放出促進ホルモン(GH−RH)製剤であり、成長ホルモン分泌促進作用を有する。