第98回薬剤師国家試験
◆ 問104
以下の反応のうち、主生成物の構造を正しく示しているのはどれか。2つ選べ。ただし、すべての反応は終了後、適切な後処理を施してある。◆ 問104
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:3、5
ベンズアルデヒドに水酸化ホウ素ナトリウムを反応させると、ベンズアルデヒドに対するヒドリド(H-)の求核付加反応が進行し、その後、処理すると第1級アルコールが生成する。

ケトンにシアン化ナトリウムを反応させると、ケトンに対するシアン化物イオンの求核付加反応が進行し、その後、処理するとシアノヒドリンが生成する。

ケトンを塩基で処理すると、エノラートイオンが生成する。

生成したエノラートイオンが、アルデヒドに対する求核付加反応が進行し、β−ヒドロキシケトンを生成する。その後、脱水が起こりα,β不飽和ケトンが生成する。

エステルにグリニャール試薬を反応させると、エステルに対するグリニャール試薬の求核置換反応が進行し、ケトンを生成する。

さらに、生成したケトンに対するグリニャール試薬の求核置換反応が進行し、その後、処理すると第3級アルコールが生成する。

酸無水物にアルコールを反応させると、酸無水物に対するアルコールの求核置換反応が進行し、エステルが生成する。
