第98回薬剤師国家試験

◆ 問130

シトクロムP450に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 還元型が酸素分子と結合すると450 nmに吸収極大を示す。
  • NADPH-シトクロムP450還元酵素を介して電子を受け取る。
  • 活性中心にCu(Ⅱ)を含有する。
  • スーパーオキシドアニオンを利用する。
  • 還元反応を触媒することがある。

◆ 問130

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2、5


シトクロムP450の還元型が一酸化炭素と結合すると450 nmに吸収極大を示す。


シトクロムP450は異物酸化過程で、NADPH-シトクロムP450還元酵素を介して電子を受け取る。


シトクロムP450は活性中心にFeを含有している。含まれているFeは、還元型ではFe2、酸化型ではFe3として存在している。


シトクロムP450は、異物酸化過程で分子状酸素(O2)を利用する。


シトクロムP450は、主に酸化反応を触媒する酵素であるが、嫌気的条件では、還元反応を触媒することがある。