第98回薬剤師国家試験

◆ 問143

毒薬又は劇薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 経口投与での急性毒性(LD50)は、毒薬又は劇薬を指定するときの基準として用いられる。
  • 毒薬には、その直接の容器又は直接の被包に、白地に黒枠、黒字をもって、その品名及び「毒」の文字を記載する。
  • 毒薬又は劇薬を譲渡する際に譲受人から交付される文書には、品名、数量、使用目的等の記載が必要である。
  • 劇薬を貯蔵又は陳列する場所には、施錠が必要である。

◆ 問143

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1、3


毒薬、劇薬を指定するときの基準として、急性毒性(LD50)が用いられる。経口投与において、LD50が30 mg/kg以下のものを毒薬に指定し、LD50が300 mg/kg以下のものを劇薬に指定している。


毒薬には、その直接の容器又は直接の被包に、黒地に白枠、白字をもって、その品名及び「毒」の文字を記載する。


毒薬又は劇薬を譲渡する際に譲受人から交付される文書には、品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所、職業、署名又は押印が必要である。


劇薬を貯蔵又は陳列する場所には、施錠は不要である。なお、毒薬を貯蔵又は陳列する場所には、施錠する必要がある。