第98回薬剤師国家試験

◆ 問147

以下の医薬品によって健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の救済対象となり得るのはどれか。2つ選べ。
  • 家族の他の者に処方された抗生物質
  • 薬局製造販売医薬品
  • 在宅医療のために処方された麻薬
  • 国内では開発中のため海外から個人輸入した降圧薬

◆ 問147

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2、3


医薬品副作用被害救済制度の救済対象となり得るのは、許可医薬品が適正な使用目的に従い、適正に使用されたにもかかわらず、発生した有害反応の場合である。


患者自身以外に処方された医薬品を使用することは、許可医薬品の不適切な使用に該当するため、医薬品副作用被害救済制度の救済対象とはならない。


薬局製造販売医薬品は、許可医薬品に該当するため、医薬品副作用被害救済制度の救済対象となる。


在宅医療のために処方された麻薬は、許可医薬品の適切な使用に該当するため、医薬品副作用被害救済制度の救済対象となる。


国内では開発中のため海外から個人輸入した降圧薬は、許可医薬品に該当しないため、医薬品副作用被害救済制度の救済対象とはならない。