第98回薬剤師国家試験

◆ 問185

膵がんとその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 大多数は、膵内分泌腺から発生する。
  • 黄疸を伴うことはない。
  • 血糖値の上昇を伴うことがある。
  • 化学療法として、ゲムシタビン塩酸塩が用いられる。
  • 遠隔転移がある場合でも、5年生存率は80%以上である。

◆ 問185

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3、4


膵がんのほとんどは、膵管がんであり、膵外分泌腺から発生する。


膵がんは主な症状として、腹痛、黄疸、腰背部痛、体重減少を起こす。


膵がんでは、インスリン分泌機能の低下により血糖値の上昇を伴うことがある。


膵がんに対する化学療法として、ゲムシタビン塩酸塩やTS−1(テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤)が用いられる。


膵がんは早期発見が難しく、予後が極めて悪い。