第98回薬剤師国家試験
◆ 問97
試料から難(不)揮発性薬毒物を分離するためのスタス・オット(Stas-Otto)法の概要を図に示す。モルヒネが最も多く回収される画分の番号はどれか。1つ選べ。
◆ 問97
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:4
①酒石酸酸性でエーテル抽出
第三級アミンの窒素が、酒石酸と塩を形成し水溶性となり水層へ移行する。
②NaOHアルカリ性でクロロホルムまたはエーテル抽出
フェノール性水酸基が、強アルカリ性条件下、イオン形となり水層へ移行する。
③一度弱酸性にしたのち、アンモニアでアルカリ性とし、クロロホルム−イソプロパノール(3:1)で抽出
一度弱酸性にすることで、フェノール性水酸基が分子形となる。その後、アンモニアで弱アルカリ性にすると、モルヒネは、分子形となり有機層へ移行する。