第99回薬剤師国家試験

◆ 問10

ベンズアミド1 gに200 mLの有機溶媒を加え、200 mLの水とともに分液ロートで振り混ぜた。静置後に二層となり、ベンズアミドは主に上層に含まれていた。このとき使用した有機溶媒はどれか。1つ選べ。
  • アセトニトリル
  • メタノール
  • クロロホルム
  • 酢酸エチル
  • アセトン

◆ 問10

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


選択肢のうち、水を振り混ぜ、静置後に二層に分離する有機溶媒は酢酸エチル、クロロホルムである。ベンズアミドは脂溶性が高いため、有機溶媒層に溶解しやすい。問題文に「ベンズアミドは上層に含まれていた」とあることから、使用されている有機溶媒は、水と混ざり合わず二層に分離し、かつ比重が水より小さい酢酸エチルである。