第99回薬剤師国家試験
◆ 問112
骨格筋、心筋及び平滑筋に関する記述のうち、正しいのはどれか。２つ選べ。-
骨格筋の収縮には、ムスカリン性アセチルコリン受容体が関与する。
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心筋細胞では、細胞外からのCa2＋流入は、細胞質のCa2＋濃度の上昇に関与しない。
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平滑筋は、細胞内cAMP濃度が上昇すると弛緩する。
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骨格筋、心筋及び平滑筋の収縮は、いずれも運動神経によって調節されている。
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クレアチンリン酸は、骨格筋においてATPの供給源となる。
◆ 問112
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解：3、5
骨格筋の収縮には、ニコチン性アセチルコリンNM受容体が関与する。
心筋細胞では、細胞外からCa2＋流入は、細胞質のCa2＋濃度の上昇に関与する。なお、心筋の収縮は、筋小胞体から放出されたCa2＋および細胞外から流入したCa2＋の双方による細胞内Ca2＋濃度上昇により引き起される。
平滑筋細胞内のcAMP濃度が上昇すると、プロテインキナーゼAが活性化される。プロテインキナーゼAが活性化されると、ミオシン軽鎖キナーゼが不活化され、平滑筋は弛緩する。
骨格筋の収縮は運動神経によって調節されており、心筋及び平滑筋の収縮は自律神経によって調節されている。
クレアチンリン酸は、高エネルギー化合物であり、骨格筋においてADPからATPを合成する際に利用され、ATPの供給源となる。
