第99回薬剤師国家試験

◆ 問129

小児の髄膜炎による死亡や後遺症を予防することを目的として、平成25年から定期接種が行われることになったワクチンはどれか。2つ選べ。
  • 不活化ポリオワクチン
  • 麻しん・風しん混合ワクチン
  • インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチン
  • ヒトパピローマウイルスワクチン
  • 小児用肺炎球菌ワクチン

◆ 問129

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3、5


小児の細菌性髄膜炎の主な原因菌は、インフルエンザ菌b型(Hib)と肺炎球菌であり、これらに感染すると、死亡率が高く、重篤な後遺症を起こす割合も高い。そのため、平成25年から、小児髄膜炎による死亡や後遺症を予防することを目的として、インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンの定期接種が行われるようになった。


不活化ポリオワクチンは、平成24年9月からポリオウイルスによる小児の髄膜炎や四肢の麻痺を予防することを目的として定期接種が行われている。


麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)は、平成18年4月から麻しん、風しんを予防することを目的として定期接種が行われている。


ヒトパピローマウイルスワクチンは、平成25年4月から子宮頸がんを予防することを目的として定期接種が行われている。