第99回薬剤師国家試験

◆ 問189

メニエール病の病態及び治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • めまいは反復性である。
  • 蝸牛内の内リンパ液が減少している。
  • 聴力は正常である。
  • ベタヒスチンメシル酸塩が内服で用いられる。
  • プロプラノロール塩酸塩が静注で用いられる。
  • プロカテロール塩酸塩水和物が内服で用いられる。

◆ 問189

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1、4


本疾患でみられるめまいは反復性である。


本疾患では、蝸牛内の内リンパ液が増加している。


本疾患により、難聴や耳鳴りが起こることがある。


本疾患の治療には、ベタヒスチンメシル酸塩が内服で用いられる。ベタヒスチンメシル酸塩は、内耳の血液循環を改善し、内リンパ水腫を除去することによりめまいを抑制する。


プロプラノロール塩酸塩は、副作用としてめまいを起こすことがあるため、メニエール病の治療には用いられない。


プロカテロール塩酸塩水和物は、副作用としてめまいを起こすことがあるため、メニエール病の治療には用いられない。