第99回薬剤師国家試験
◆問286-287
70歳男性。1ヶ月前から息切れが出現し、病院を受診した。心機能低下を指摘され、慢性心不全と診断された。以下の内容の処方せんを待って保険薬局を訪れた。既往歴:特記すべきことなし。常用薬なし。

◆ 問286
本症の重症度の指標として適切な検査項目はどれか。1つ選べ。-
血清カリウム値
-
血漿脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)値
-
血清尿酸(UA)値
-
血清クレアチニン(Cr)値
-
血清クレアチンキナーゼ(CK)値
◆ 問287
◆ 問286
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:2
選択肢のうち、慢性心不全の重症度の指標として適切な検査項目は、血漿脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)値である。BNPは、主として心室で合成され分泌されるホルモンであり、慢性心不全ではBNP値が上昇する。
◆ 問287
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:2
本症例では、慢性心不全と診断され、今回の処方が初めて出されていることから、各薬剤の初回量、相互作用、投与方法について確認する必要がある。
初回量について処方1、3については特に問題ないが、処方2については、初回量としては過量である。
処方2(ビソプロロールフマル酸塩)を慢性心不全の治療に用いる場合の初回量を以下に示す。
<慢性心不全の治療にビソプロロールフマル酸塩を用いる場合の初回量>
通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、1日1回0.625 mg経口投与から開始する。