第99回薬剤師国家試験

◆ 問65

風しんについて誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 妊娠初期の罹患は胎児に奇形を発症させるリスクがある。
  • RNAウイルスによる感染である。
  • 発しんは、治療しなくても数日で消退する。
  • 特異的IgM抗体が急性期の血清中に出現する。
  • 予防には、不活化ワクチンを接種する。

◆ 問65

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:5


妊娠初期に風しんウイルスに初感染すると、経胎盤感染により胎児に難聴、白内障、心奇形等が生じるおそれがある。


風しんを引き起こす風しんウイルスは、RNAウイルスである


風しんによる発しんは、特に治療をしなくても通常2、3日で消退する。


風しんウイルスに感染すると、血中で急性期にはIgM抗体が、回復期にはIgG抗体が上昇する。


風しんの予防には生ワクチンを用いる。風しんのワクチンは通常、麻しん・風しん混合ワクチン(MR混合ワクチン)として接種される。