第100回薬剤師国家試験

◆ 問127

肝炎ウイルス感染症に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 多くは、C型肝炎ウイルスの持続感染者(キャリア)である。
  • B型肝炎及びC型肝炎は、輸血によりまん延したことがある。
  • A型肝炎ウイルスの持続感染者(キャリア)は、B型肝炎やC型肝炎に比べて多い。
  • B型肝炎ウイルスは、失活しやすく感染力が弱いため、医療施設内で感染することはない。
  • E型肝炎ウイルスは、主に輸血により感染する。

◆ 問127

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1、2


肝細胞がんによる死亡者の7〜8割は、C型肝炎ウイルスの持続感染者(キャリア)である。


B型肝炎及びC型肝炎は、過去に輸血によりまん延したことがある。なお、B型肝炎は主に体液、血液を介して感染し、C型肝炎ウイルスは主に血液を介して感染する。


A型肝炎ウイルスの持続感染者(キャリア)は、B型肝炎やC型肝炎に比べて少ない。


B型肝炎ウイルスは、消毒薬や加熱処理で失活しにくい。そのため、医療施設内での感染が問題となることがある。


E型肝炎ウイルスは、ブタなどの動物の内臓、肉の生食を介して感染する。