第100回薬剤師国家試験
◆ 問129
予防接種法に基づく定期予防接種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。-
学校内での集団感染を防ぐため、インフルエンザワクチンは6歳で接種する。
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ワクチン接種により起こる痛み、腫れ、発赤等の軽度な副反応は、完全には防ぐことができない。
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麻しん及び風しんは、中学校就学以降に感染しやすいため、そのワクチンは11〜12歳で接種する。
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乳児や小児の間で流行する感染症の定期予防接種は、母子免疫が消失する前の生後早い時期に設定されている。
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BCGワクチンは、予防効果を高めるため1歳と5歳で接種する。
◆ 問129
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:2、4
インフルエンザの定期予防接種は、以下に示す者に対して行う。
・65歳以上の者
・60歳以上65歳未満であって、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する者として厚生労働省が定める者
ワクチン接種に伴い、痛み、腫れ、発赤等の軽度の副反応が認められる場合があるが、これらを完全に防ぐことができない。
麻しん及び風しんのワクチンの定期接種は、2回に分けて行われる。
・生後12〜24月未満(1歳代)
・5歳以上7歳未満であって、小学校就学に達するまでの日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間
乳児や小児の間で流行する感染症の定期予防接種は、母子免疫が消失する前の生後早い時期に設定されている。母子免疫が消失する前の期間に定期予防接種される感染症として、ジフテリア・破傷風・百日咳・急性灰白随炎、Hib感染症、肺炎球菌感染症などがある。
BCGワクチンの定期予防接種は、生後6ヶ月未満にある者に対して行う。