第101回薬剤師国家試験

◆ 問189

口腔咽頭カンジダ症に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • HIV感染者で罹患率が低い。
  • ステロイド吸入患者で罹患率が高い。
  • がん患者で罹患率が低い。
  • 舌痛、口腔内出血、口腔粘膜の白苔、潰瘍などの臨床症状を示す。
  • ニューキノロン系抗菌薬による初期治療が第一選択である。

◆ 問189

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2、4


口腔咽頭カンジダ症は、免疫力の低下に伴う日和見感染症として発症するため、HIV感染者、ステロイド吸入患者、抗悪性腫瘍薬投与中のがん患者などが罹患しやすい。口腔咽頭カンジダでは、舌痛、口腔内出血、口腔粘膜の白苔、潰瘍などの臨床症状を呈し、その治療には、抗真菌薬(アゾール系抗真菌薬、アムホテリシンB、キャンディン系抗真菌薬であるミカファンギンなど)が用いられる。