第101回薬剤師国家試験

◆ 問36

血小板のプロスタノイドIP受容体を刺激して、血小板凝集を抑制するのはどれか。1つ選べ。
  • ナファモスタット
  • チクロピジン
  • ダルテパリン
  • ベラプロスト
  • シロスタゾール

◆ 問36

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


1 誤
ナファモスタットは、タンパク分解酵素を阻害することにより血液凝固阻害作用を示す。

2 誤
チクロピジンは、血小板に存在するADP受容体P2Y12を遮断することにより血小板凝集抑制作用を示す。

3 誤
ダルテパリンは、アンチトロンビンⅢに結合し、第Xa因子、トロンビンの作用を抑制することにより血液凝固阻害作用を示す。

4 正
ベラプロストは、プロスタノイドIP受容体を刺激することにより血小板凝集抑制作用を示す。

5 誤
シロスタゾールは、血小板及び血管平滑筋のホスホジエステラーゼⅢを選択的に阻害することにより血小板凝集抑制作用を示す。