第101回薬剤師国家試験

◆ 問42

薬物の乳汁移行性について正しい記述はどれか。1つ選べ。
  • 乳汁は血漿に比べて塩基性であるため、弱塩基性薬物は乳汁中に移行しやすい。
  • 乳汁は血漿に比べて塩基性であるため、弱酸性薬物は乳汁中に移行しやすい。
  • 乳汁は血漿に比べて酸性であるため、弱塩基性薬物は乳汁中に移行しやすい。
  • 乳汁は血漿に比べて酸性であるため、弱酸性薬物は乳汁中に移行しやすい。
  • 乳汁と血漿のpHは同じであるため、薬物が弱酸性あるいは弱塩基性であることは、乳汁移行性に影響を及ぼさない。

◆ 問42

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3


乳汁のpH6.6~6.8であり、血漿(pH7.4)に比べ酸性である。弱塩基性薬物は、血漿から乳汁中に移行すると分子形分率が低下(イオン形分率が増加)するため、乳汁中に滞留しやすい。