第102回薬剤師国家試験

◆ 問152

交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • サルブタモールは、アドレナリンα1受容体を選択的に刺激して、血管平滑筋を収縮させる。
  • クレンブテロールは、アドレナリンα2受容体を選択的に刺激して、血管平滑筋を弛緩させる。
  • ドブタミンは、アドレナリンβ1受容体を選択的に刺激して、心筋収縮力を増大させる。
  • チモロールは、アドレナリンα1受容体を選択的に遮断して、眼圧を低下させる。
  • フェニレフリンは、アドレナリンα1受容体を選択的に刺激して、散瞳を引き起こす。

◆ 問152

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3、5


1 誤
サルブタモールは、アドレナリンβ2受容体を選択的に刺激して、気管支平滑筋を弛緩させる。

2 誤
クレンブテロールは、アドレナリンβ2受容体を選択的に刺激して、気管支平滑筋及び膀胱平滑筋を弛緩させる。

3 正
ドブタミンは、アドレナリンβ1受容体を選択的に刺激して、心筋収縮力を増大させる。

4 誤
チモロールは、アドレナリンβ受容体を遮断して、眼房水の産生を抑制して眼圧を低下させる。

5 正
フェニレフリンは、アドレナリンα1受容体を選択的に刺激して、散瞳を引き起こす。