第102回薬剤師国家試験

◆ 問28

シルデナフィルと硝酸薬の併用により増加し、血圧下降の主因となる物質はどれか。1つ選べ。
  • サイクリックAMP
  • サイクリックGMP
  • 一酸化窒素(NO)
  • イノシトール三リン酸(IP3
  • ジアシルグリセロール

◆ 問28

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2


シルデナフィルは、血管平滑筋においてホスホジエステラーゼ(PDE)Vを選択的に阻害することによりサイクリックGMP(cGMP)を増加させる。また、硝酸薬は一酸化窒素(NO)を放出し、グアニル酸シクラーゼを活性化することによりcGMPを増加させる。

両剤を併用すると細胞内cGMPが増加し、血管平滑筋が弛緩することにより血圧降下を起こすことがある。