第103回薬剤師国家試験
◆ 問117
結核菌に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。-
結核菌は、外毒素を菌体外へ分泌する。
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結核菌の細胞壁には、ペプチドグリカンやミコール酸が存在する。
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気道から侵入した結核菌は、肺で肺胞マクロファージに貪食され、そのマクロファージ内で増殖する。
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結核菌感染の既往の有無を調べるためのツベルクリン反応は、典型的なⅡ型アレルギーである。
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結核予防に用いられる生ワクチンBCG株は、ヒト型結核菌の弱毒株である。
◆ 問117
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:2、3
1 誤
結核菌は、外毒素を産生及分泌しない。
2 正
結核菌は、ペプチドグリカンに脂肪酸であるミコール酸が多く結合した細胞壁を有する。
3 正
気道から侵入した結核菌の一部は、肺で肺胞マクロファージに貪食され、そのマクロファージ内で増殖することにより初期感染病巣を形成する。
4 誤
結核菌感染の既往の有無を調べるためのツベルクリン反応は、典型的なⅣ型アレルギーである。
5 誤
結核予防に用いられる生ワクチンBCG株は、ウシ型結核菌の弱毒株である。