第103回薬剤師国家試験
◆ 問155
不整脈治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。-
ソタロールは、アドレナリンβ受容体遮断作用を有しているが、K+チャネル遮断作用がないため、活動電位持続時間には影響を及ぼさない。
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アミオダロンは、K+チャネル遮断作用を有しているため、活動電位持続時間を延長させる。
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ジソピラミドは、Na+チャネル遮断作用に加えて抗コリン作用を有しているため、副作用として口渇や排尿困難を起こす。
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リドカインは、Na+チャネル遮断作用を有しているが、心室筋では不応期が短いため、効果は弱い。
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ベプリジルは、Ca2+チャネル遮断作用を有しているが、K+チャネル遮断作用がないため、QT延長を起こしにくい。
◆ 問155
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:2、3
1 誤
ソタロールは、K+チャネル遮断作用及びアドレナリンβ受容体遮断作用を有する。ソタロールはK+チャネル遮断作用を有しているため、活動電位持続時間を延長する。
2 正
3 正
4 誤
リドカインは、Na+チャネル遮断作用を有しており、心室筋(心室筋における不応期は長い)に対しても効果を示す。
5 誤
ベプリジルは、Ca2+チャネル遮断作用に加え、Na+チャネル遮断作用及びK+チャネル遮断作用を有している。ベプリジルはK+チャネル遮断作用を有しているため、副作用としてQT延長を起こすことがある。