第103回薬剤師国家試験

◆ 問160

非ステロイド性抗炎症薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • アスピリンは、シクロオキシゲナーゼ(COX)のセリン残基をメチル化し、酵素活性を不可逆的に阻害する。
  • チアラミドは、COX−1とCOX−2に対して強い阻害作用を示し、鎮痛作用や抗炎症作用を示す。
  • ロキソプロフェンは、プロドラッグであり、アスピリンと比較して消化管障害を起こしにくい。
  • インドメタシンは、プロスタグランジンE2の産生を抑制することで炎症による体温上昇を抑制する。
  • ジクロフェナクは、COXをほとんど阻害することなく、鎮痛作用や抗炎症作用を示す。

◆ 問160

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3、4


1 誤
アスピリンは、シクロオキシゲナーゼ(COX)のセリン残基をアセチル化し、酵素活性を不可逆的に阻害する。

2 誤
チアラミドは、鎮痛作用や抗炎症作用を示すが、その作用機序は明らかではない。

3 正

4 正

5 誤
ジクロフェナクは、COXを阻害することにより鎮痛作用や抗炎症作用を示す。