第103回薬剤師国家試験
◆ 問164
抗悪性腫瘍薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。-
パクリタキセルは、チューブリンの重合を阻害することで有糸分裂を抑制する。
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ブレオマイシンは、活性酸素を発生させ、DNA鎖を切断する。
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ボルテゾミブは、プロテアソームを活性化することで転写因子NF−κBの活性化を阻害する。
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ラムシルマブは、VEGFR2(血管内皮増殖因子受容体2型)に対するモノクローナル抗体である。
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カルボプラチンは、HER2(ヒト上皮増殖因子受容体2型)に対するモノクローナル抗体である。
◆ 問164
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:2、4
1 誤
パクリタキセルは、チューブリンの脱重合を阻害することで有糸分裂を抑制する。
2 正
3 誤
ボルテゾミブは、プロテアソームを阻害することで転写因子NF−κBの活性化を阻害する。
4 正
ラムシルマブは、VEGFR2(血管内皮増殖因子受容体2型)に対するモノクローナル抗体であり、VEGFとVEGFR2との結合を阻害することで、血管新生を抑制する。
5 誤
カルボプラチンは、DNA鎖に架橋を形成することでDNAの複製を阻害する。なお、HER2(ヒト上皮増殖因子受容体2型)に対するモノクローナル抗体に、トラスツズマブがある。