第104回薬剤師国家試験

◆ 問38

プロスタノイド TP受容体を遮断することで、抗アレルギー作用を示すのはどれか。1つ選べ。
  • プランルカスト
  • オザグレル
  • セラトロダスト
  • クロモグリク酸
  • メキタジン

◆ 問38

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3


選択肢のうち、プロスタノイド TP受容体(トロンボキサンA2受容体)を遮断することで、抗アレルギー作用を示すのは「セラトロダスト」である。
1 誤
プランルカストは、ロイコトリエン受容体遮断薬であり、ロイコトリエン受容体を遮断し、ロイコトリエンの作用を抑制することで抗アレルギー作用を示す。

2 誤
オザグレルは、トロンボキサン合成酵素を阻害し、TXA2産生を抑制することで抗アレルギー作用を示す。
3 正

4 誤
クロモグリク酸は、肥満細胞へのCa2の流入を抑制し、ケミカルメディエーター(ヒスタミンやロイコトリエンなど)の遊離を抑制することで抗アレルギー作用を示す。

5 誤
メキタジンは、ヒスタミンH1受容体を遮断することで抗アレルギー作用を示す。