第105回薬剤師国家試験

◆ 問143

平成29年度の国民医療費の内訳に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 制度区分別では、後期高齢者医療給付分が医療保険等給付分を上回っている。
  • 財源別では、保険料の占める割合が最も高い。
  • 診療種類別では、薬局調剤医療費の占める割合が最も高い。
  • 傷病分類別では、新生物(腫瘍)の占める割合が最も高い。
  • 年齢階級別では、全体の約8割が65歳以上の高齢者に使われている。

◆ 問143

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2


1 誤
後期高齢者医療給付分(14兆7805億円)は、医療保険等給付分(19兆7402億円)を下回っている。

2 正
財源別では、保険料(21兆2650億円:49.4%)の占める割合が最も高い。

3 誤
診療種類別では、医科診療医療費(30兆8335億円:71.6%)の占める割合が最も高い。なお、薬局調剤医療費(7兆8108億円)の割合は18.1%である。

4 誤
傷病分類別では、循環器系の疾患の占める割合(6兆782億円:19.7%)が最も高い。なお、新生物(腫瘍)の占める割合(4兆3766億円:14.2%)は循環器系の疾患に比べ2番目に高い。

5 誤
年齢階級別では、全体の約6割が65歳以上の高齢者に使われている。