第105回薬剤師国家試験

◆ 問152

副交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • ピロカルピンは、アセチルコリンM3受容体を刺激して瞳孔散大筋を収縮させる。
  • アンベノニウムは、コリンエステラーゼを不可逆的に阻害して重症筋無力症を改善する。
  • チオトロピウムは、アセチルコリンM3受容体を遮断して気管支平滑筋を弛緩させる。
  • トロピカミドは、アセチルコリンM3受容体を刺激して毛様体筋を収縮させる。
  • オキシブチニンは、アセチルコリンM3受容体を遮断して排尿筋を弛緩させる。

◆ 問152

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3、5


1 誤
ピロカルピンは、アセチルコリンM3受容体を刺激して瞳孔括約筋を収縮させる。

2 誤
アンベノニウムは、コリンエステラーゼを可逆的に阻害して重症筋無力症を改善する。

3 正
チオトロピウムは、アセチルコリンM3受容体を遮断して気管支平滑筋を弛緩させる。

4 誤
トロピカミドは、アセチルコリンM3受容体を遮断して毛様体筋を弛緩させる。

5 正
オキシブチニンは、アセチルコリンM3受容体を遮断して膀胱平滑筋を弛緩させる。