第105回薬剤師国家試験

◆ 問160

ホルモン関連薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • フルベストラントは、アロマターゼを阻害し、エストロゲンの産生抑制作用を示す。
  • アナストロゾールは、エストロゲン受容体を遮断し、排卵誘発作用を示す。
  • プロピルチオウラシルは、甲状腺ホルモン受容体を遮断し、甲状腺機能抑制作用を示す。
  • エプレレノンは、アルドステロン受容体を遮断し、利尿作用を示す。
  • トルバプタンは、バソプレシンV2受容体を遮断し、利尿作用を示す。

◆ 問160

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4、5


1 誤
フルベストラントは、主に乳腺で抗エストロゲン作用を示す。

2 誤
アナストロゾールは、アロマターゼを阻害し、エストロゲンの産生抑制作用を示す。

3 誤
プロピルチオウラシルは、ペルオキシダーゼを阻害し、甲状腺機能抑制作用を示す。

4 正
エプレレノンは、集合管及び遠位尿細管のアルドステロン受容体を阻害し、Naの再吸収を阻害することにより利尿作用を示す。

5 正
トルバプタンは、バソプレシンV2受容体を遮断作用し、パソプレシンによる水の再吸収を抑制することで利尿作用を示す。