第105回薬剤師国家試験
◆ 問61
気管支喘息に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。-
アトピー型では血中好酸球数が増加する。
-
発作は昼間に起こることが多い。
-
発作時には気管支が弛緩する。
-
発作時にはピークフローが増加する。
-
発作時には起坐位より臥位のほうが呼吸が楽になる。
◆ 問61
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:1
1 正
気管支喘息は、特異的IgE抗体が関与するアトピー型と、その関与がない非アトピー型に分類される。特異的IgE抗体が認められるアトピー型気管支喘息では、血中の好酸球数が増加しており、それにより気管支に炎症が生じている。
2 誤
気管支喘息の発作は、夜から早朝にかけて起こりやすい。
3 誤
気管支喘息の発作時には、気管支が収縮している。
4 誤
発作時にはピークフローが低下する。
5 誤
横隔膜が下がり、呼吸面積が広がることにより呼吸がしやすくなるとともに肺のうっ血状態が軽減されるため、発作時には臥位(寝た状態)より起坐位(体を起こした状態)の方が呼吸が楽になる。