第105回薬剤師国家試験

◆ 問70

 喘息患者の薬剤管理指導記録のうち、SOAPのSとして記載すべきものはどれか。1つ選べ。
  • 両側肺で喘鳴が聴取される。
  • 咳き込んでつらく、夜も眠れなかった。
  • 点滴加療を必要とする。
  • 明日も改善がなければ来院を指示する。
  • 薬剤の吸入が正しくできているかを確認する。

◆ 問70

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2


 SOAP形式とは、薬歴の経過記録の方法であり、S(Subjuctive:主訴や患者の訴えなどの主観的情報)、O(Objective:理学的所見などの客観的情報)、A(Assessment:評価、分析など)、P(Plan:検査や治療の指針、今後の治療計画など)にわけて患者情報を記載する。

1 誤
「両側肺で喘鳴が聴取される。」は、客観的情報に該当するのでOに記載する。

2 正
「咳き込んでつらく、夜も眠れなかった。」は、患者の訴えに該当するのでSに記載する。

3 誤
「点滴加療を必要とする。」は、分析、評価に該当するのでAに記載する。

4 誤
「明日も改善がなければ来院を指示する。」は、治療指針に該当するのでPに記載する。

5 誤
「薬剤の吸入が正しくできているかを確認する。」は、今後の治療計画に該当するのでPに記載する。