第106回薬剤師国家試験

◆ 問61

白血病細胞の分化を誘導し、急性前骨髄球性白血病の寛解導入療法に用いられるのはどれか。1つ選べ。
  • イマチニブ
  • シクロスポリン
  • シクロホスファミド
  • トレチノイン
  • メトトレキサート

◆ 問61

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


急性前骨髄球性白血病は、多くの場合15番染色体上のPMLと17番染色体上のRARαが相互転座したPML−RARαキメラ遺伝子形成により骨髄及び末梢血液において前骨髄球が腫瘍性に増殖する疾患である。

急性前骨髄球性白血病の寛解導入法には、前骨髄球から分葉好中球への分化を誘導するトレチノインやタミバロテンが用いられる。