第107回薬剤師国家試験
◆ 問142
薬剤師法に規定されている薬剤師の業務に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。-
調剤に従事する薬剤師は、調剤の求めがあった場合には、正当な理由がなければ、調剤を断ってはならない。
-
処方箋中の疑わしい点について、処方医と連絡がとれない場合には、照会せずに調剤することができる。
-
薬局以外の場所では、いかなる場合も、販売又は授与の目的で調剤することはできない。
-
医師などの処方箋によらなければ、販売又は授与の目的で調剤することはできない。
-
調剤に従事する薬剤師は、薬剤師免許を携帯しなければ調剤できない。
◆ 問142
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:1、4
1 正
調剤に従事する薬剤師は、調剤の求めがあった場合には、正当な理由がなければ、調剤を断ってはならない。なお、調剤拒否できる正当な理由として、冠婚葬祭、急病等で薬剤師が不在の場合、災害等により調剤ができない場合がある。
2 誤
処方箋中に疑わしい点があるとき、薬剤師は、処方医に問い合わせてその疑問を確かめた後でなければ調剤してはならない。
3 誤
調剤を行う場所は原則として薬局である。薬局以外で調剤できる場所として、患者居宅、病院等の調剤所、自然災害時の仮設施設などがある。
4 正
薬剤師は、医師、歯科医師又は獣医師の処方箋によらなければ、販売又は授与の目的で調剤することはできない。
5 誤
薬剤師免許は薬剤師名簿に登録された時点で有効であり、薬剤師業務を行う際に薬剤師免許を携帯する必要はない。