第107回薬剤師国家試験
◆ 問153
自律神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。-
メチルエフェドリンは、交感神経終末からのノルアドレナリンの遊離を抑制することで、血管平滑筋の収縮を抑制する。
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ナフトピジルは、アドレナリンβ受容体を刺激することで、子宮平滑筋を弛緩させる。
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イプラトロピウムは、アセチルコリンM受容体を刺激することで、気管支平滑筋を弛緩させる。
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メペンゾラートは、アセチルコリン M 受容体を遮断することで、下部消化管平滑筋の痙れん性収縮を抑制する。
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アコチアミドは、アセチルコリンエステラーゼを阻害することで、低下した消化管運動を改善する。
◆ 問153
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:4、5
1 誤
メチルエフェドリンは、交感神経終末からのノルアドレナリンの遊離を促進することで、血管平滑筋の収縮を促進する。
2 誤
ナフトピジルは、アドレナリンα受容体遮断薬であり、血管平滑筋や前立腺にある平滑筋を弛緩させる。
3 誤
イプラトロピウムは、アセチルコリンM受容体を遮断することで、気管支平滑筋を弛緩させる。
4 正
メペンゾラートは、アセチルコリン M受容体を遮断することで、下部消化管平滑筋の痙れん性収縮を抑制するため、過敏大腸症に用いられる。
5 正
アコチアミドは、アセチルコリンエステラーゼを阻害することで、低下した消化管運動を改善するため、機能性ディスペプシアに用いられる。