第107回薬剤師国家試験

◆ 問161

泌尿器に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • ソリフェナシンは、アドレナリンα1A受容体を遮断して、前立腺平滑筋を弛緩させる。
  • ジスチグミンは、コリンエステラーゼを阻害して、アセチルコリンによる膀胱排尿筋の収縮を増強する。
  • シロドシンは、アセチルコリンM3受容体を遮断して、膀胱括約筋を収縮させる。
  • タダラフィルは、ホスホジエステラーゼVを活性化して、前立腺平滑筋を弛緩させる。
  • ミラベグロンは、アドレナリンβ3受容体を刺激して、膀胱排尿筋を弛緩させる。

◆ 問161

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2、5


1 誤
ソリフェナシンは、アセチルコリンM3受容体を遮断して、膀胱排尿筋(膀胱平滑筋)を弛緩させる。

2 正
ジスチグミンは、コリンエステラーゼを阻害して、アセチルコリンによる膀胱排尿筋(膀胱平滑筋)の収縮を増強する。

3 誤
シロドシンは、アドレナリンα1A受容体を遮断して、前立腺平滑筋を弛緩させる。

4 誤
タダラフィルは、ホスホジエステラーゼVを阻害して、前立腺平滑筋を弛緩させる。

5 正
ミラベグロンは、アドレナリンβ3受容体を刺激して、膀胱排尿筋(膀胱平滑筋)を弛緩させる。