第107回薬剤師国家試験

◆ 問64

急性胆管炎に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 左下腹部に痛みを生じる。
  • 発熱を伴うことはまれである。
  • 血中白血球数が減少する。
  • 血清ALP(アルカリフォスファターゼ)活性が上昇する。
  • 血中間接ビリルビン値が上昇する。

◆ 問64

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


急性胆管炎は、胆管内に急性炎症が発症した病態であり、胆管結石や悪性腫瘍などによる胆管の閉塞・狭窄とともに、細菌感染が加わることで生じる。
1 誤
急性胆管炎では、発熱、右上腹部の痛み、黄疸を呈する。

2 誤
解説1参照

3 誤
炎症が悪化するとともに、血中白血球数が増加する。

4 正
胆管のうっ滞により、胆道系酵素である血清ALP(アルカリフォスファターゼ)、γ-GTP(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)活性の上昇が認められ、また、血中直接ビリルビンの上昇が認められる。

5 誤
解説4参照