第108回薬剤師国家試験

◆ 問126

労働衛生管理に関する記述のうち、作業管理に該当するのはどれか。2つ選べ。
  • 特殊健康診断を実施する。
  • 作業環境測定を実施する。
  • 局所排気を行う。
  • 健康障害リスクを評価し、作業の手順や方法を最適化する。
  • 作業者が呼吸用保護具を着用する。

◆ 問126

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4、5


労働衛生の 3 管理として、作業環境管理、作業管理 及び 健康管理の 3 管理があげられます。

労働を行う環境として、例えば明かりがすごく暗かったり、とてつもなくほこりっぽい場所で作業するのは、衛生的によくないです。このような環境の管理が「作業環境管理」です。

作業環境が整っていても、とてつもなく重たい物を持って、高い不安定な足場に、安全ロープもつけずにずっといなければならなかったりしたら、やはり労働環境として劣悪です。このような作業の管理が「作業管理」です。

環境が清潔で、作業も妥当であったとしても、全員が病人であったりしたら、やはりおかしな環境といえます。このような健康の管理が「健康管理」です。

選択肢 1 は「健康」管理です。
作業管理ではありません。
[特殊健康診断を実施する。]


以下は作業「環境」管理です。
作業管理ではありません。
[作業環境測定を実施する。]
[局所排気を行う。]


よって、正解は以下です。
[健康障害リスクを評価し、作業の手順や方法を最適化する。]
[作業者が呼吸用保護具を着用する。]