第110回薬剤師国家試験
◆問302-303
75歳男性。慢性胃炎の既往がある。2年前に脳梗塞を発症し、それ以来、処方1及び処方2の薬剤を継続的に服用している。(処方1)
ワルファリンカリウム錠1mg
・1回1錠(1日1錠)
・1日1回 朝食後 28日分
(処方2)
レバミピド錠100mg
・1回1錠(1日3錠)
・1日3回 朝昼夕食後 28日分
咳と嗄声が続き、血痰を認めたため近医を受診し、胸部X線で右肺腫瘤を指摘された。総合病院呼吸器内科を紹介受診し、入院して精査した結果、StageⅣBの非小細胞肺がん(腺がん)と診断された。遺伝子検査も実施され、EGFR遺伝子変異陽性と判明した。パフォーマンスステータス(PS)1。患者に喫煙歴はなく、機会飲酒のみ。外来通院治療を強く希望したため、ゲフィチニブ(処方3)での治療を開始することになり、処方1、処方2とも総合病院で一括して処方することになった。
(処方3)
ゲフィチニブ錠250mg
・1回1錠(1日1錠)
・1日1回 朝食後 14日分
状態が安定したら退院し、処方1~3の薬剤での治療を継続する予定である。
◆ 問302
◆ 問303
処方3の開始にあたり、病棟薬剤師の対応として、適切なのはどれか。2つ選べ。-
ゲフィチニブによる手足症候群を予防するため、レボフロキサシンの追加を医師に提案する。
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レバミピドをオメプラゾールに変更するよう医師に処方提案する。
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プロトロンビン時間が延長する可能性があるので、ワルファリンカリウムの用量調節を医師に提案する。
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退院後の服薬時に息切れ、呼吸困難、発熱などの症状が現れたらすぐに受診するよう、患者に説明する。
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ゲフィチニブの効果を減弱させる可能性があるため、グレープフルーツジュースの摂取を避けるよう患者に説明する。