第110回薬剤師国家試験

◆ 問67

特発性肺線維症の治療に用いられるのはどれか。1つ選べ。
  • アベマシクリブ
  • インターフェロン アルファ
  • ゲフィチニブ
  • ピルフェニドン
  • ブレオマイシン

◆ 問67

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


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◆ユーザー投稿の解説

笹かま さんが投稿
### 1. ピルフェニドン(正解)
**抗線維化薬**に分類される。
* **作用機序:** TGF-β(トランスフォーミング増殖因子-β)の産生抑制、線維芽細胞の増殖抑制などにより、肺の線維化を遅らせる。
* **特徴:** 肺機能(努力性肺活量)の低下を抑制することを目的として使用される。
* **副作用:** **光線過敏症**が非常に重要である。服薬時は外出時の遮光(日焼け止め、長袖など)の指導が必須となる。

### 2. その他の選択肢
* **1. アベマシクリブ**
    **CDK4/6阻害薬**である。細胞周期(G1からS期)を停止させることで腫瘍増殖を抑制し、乳がんの治療に用いられる。
* **2. ブレオマイシン**
    **抗腫瘍抗生物質**である。重要な副作用として**「間質性肺炎・肺線維症」**がある。治療薬ではなく、むしろ原因薬(誘発薬)として国試頻出である。
* **4. ゲフィチニブ**
    **EGFRチロシンキナーゼ阻害薬**である。EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんに用いられる。副作用として、致死的な**間質性肺炎**を起こすことがある。
* **5. インターフェロン アルファ**
    **抗ウイルス薬・抗腫瘍薬**である。C型慢性肝炎や腎細胞がんなどに用いられる。これも副作用として**間質性肺炎**が知られている。

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### 💡 国試対策の整理:肺線維症「を治す薬」と「で困る薬」
国試では、肺線維症(間質性肺炎)との関わりについて、以下の対比が問われる。



| 分類 | 薬剤名 | 備考 |
| :--- | :--- | :--- |
| **治療薬(抗線維化薬)** | **ピルフェニドン**、ニンテダニブ | ピルフェニドンは光線過敏症に注意 |
| **副作用で肺線維症を起こす薬** | **ブレオマイシン**、ゲフィチニブ、メトトレキサート、アミオダロンなど | ブレオマイシンが代表例 |

### 効率的な定着法
「**線維**(せんい)を**ピル**(止める)**フェニドン**」と、語感で役割を一致させ、副作用の「光線過敏症」は「**ピ**ルフェニドンの**ピ**は、**ピ**カピカ太陽(光)に注意」と結びつけるのが有効である。
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