第111回薬剤師国家試験

◆ 問105

シスプラチンに関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
111回問105画像1
  • 4 つの配位子は、四面体の頂点の方向に配置している。
  • シスプラチンの異性体であるAは、シスプラチンよりも強い抗がん作用を示す。
  • 2 種類の配位子のうち、アンモニアが解離して抗がん作用を示す活性錯体とな る。
  • 配位子が解離しやすいのは、血中よりも細胞内である。
  • 活性錯体は、主にアの窒素に結合して抗がん作用を示す。

◆ 問105

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4、5


シスプラチンは平面四配位の正方形構造をとり、4配位子は同一平面上にある(四面体ではない)。トランス異性体は抗がん活性が弱い。Cl⁻が解離して活性錯体となり、アンモニアは解離しない。細胞内は血中よりCl⁻濃度が低いためCl⁻が解離しやすい(選択肢4が正しい)。活性錯体はDNAグアニン塩基のN-7位に結合して架橋を形成し抗がん作用を示す(選択肢5が正しい)。