第111回薬剤師国家試験

◆ 問108

塩素Cl2と光を用いて(R)-2-クロロブタンの塩素化を行ったところ、水素の1つが塩素に置換した生成物が数種類生じた。その1つが化合物Aであり、1H NMRを測定したところ、化学シフト(ppm,基準物質はテトラメチルシラン)、分裂パターン(多重度)及びプロトン数について、以下のピークが観測された。化合物Aの化学構造として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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◆ 問108

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:5


¹H NMRデータから化合物Aの構造を推定する。1.6 ppm(二重線)、2.1 ppm(四重線)、3.7 ppm(三重線)、4.3 ppm(六重線)の4シグナルが観測されている。(R)-2-クロロブタンの塩素化で水素が塩素に置換された生成物のうち、このNMRパターンに合致するのは選択肢5の構造である。六重線は5つの隣接水素を持つCH基に対応し、各シグナルの分裂パターンと化学シフトが整合する。