第111回薬剤師国家試験

◆ 問109

「黄連解毒湯エキス」は日本薬局方において、以下に示す化合物A~Cの含量が規定されている。これらの化合物に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。なお、黄連解毒湯の構成生薬は、オウレン、オウゴン、オウバク、サンシシである。
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  • 化合物Aのアグリコンは、イソフラボン骨格を有している。
  • 化合物Bのアグリコンは、イソプレノイド経路で生合成される。
  • 化合物Cは、腸間膜静脈硬化症の原因物質と考えられている。
  • 化合物Aと化合物Bは、いずれも根を利用部位とした生薬の主要成分である。
  • 化合物Cを主要成分とする生薬は、黄連解毒湯に2 種類配合されている。

◆ 問109

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2、5


黄連解毒湯はオウレン、オウゴン、オウバク、サンシシで構成される。化合物Bはゲニポシド(サンシシ由来のイリドイド配糖体)であり、アグリコンはモノテルペン(イリドイド)に分類されイソプレノイド経路で生合成される(選択肢2が正しい)。化合物Cはベルベリン(イソキノリンアルカロイド)で、オウレンとオウバクの両方に主要成分として含まれ、黄連解毒湯に2種類の生薬から配合されている(選択肢5が正しい)。化合物Aのバイカレインはフラボン骨格でイソフラボンではない。