第111回薬剤師国家試験

◆ 問117

病原細菌の性質に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 黄色ブドウ球菌は、食塩耐性を有しており、マンニット(マンニトール)食塩 寒天培地で増殖できる。
  • 肺炎球菌(肺炎レンサ球菌)の莢膜は、病原因子であり、貪食細胞に対する抵 抗性に寄与している。
  • ディフィシル菌は、芽胞形成能を持たず、食中毒の原因になりやすい。
  • 破傷風菌は、破傷風毒素を産生し、弛緩性麻痺を引き起こす。
  • ボツリヌス菌は、ボツリヌス毒素を産生し、強直性痙れんを引き起こす。

◆ 問117

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1、2


黄色ブドウ球菌は7.5%食塩濃度でも増殖可能で、マンニット食塩寒天培地で選択的に増殖しマンニトールを分解して培地を黄変させる(選択肢1が正しい)。肺炎球菌の莢膜は多糖体からなり貪食細胞の貪食に対する抵抗性を付与する病原因子である(選択肢2が正しい)。ディフィシル菌は芽胞形成能を持つ(選択肢3は誤り)。破傷風毒素は痙性麻痺を、ボツリヌス毒素は弛緩性麻痺を引き起こす(選択肢4・5は逆)。