第111回薬剤師国家試験
◆ 問132
中毒原因物質の検出、又は患者への対応に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。-
Δ9-テトラヒドロカンナビノールは代謝を受けやすいため、検体として用いる 尿中から代謝物として検出される。
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Δ9-テトラヒドロカンナビノール及びカンナビジオールの検出には、マルキス 試薬が用いられる。
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アンフェタミン及びメタンフェタミンの検出には、シモン反応が用いられる。
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中毒原因物質の特定ができない場合に、特徴的な症状から原因物質を推定して 緊急対応を行う概念を、トキシドロームという。
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散瞳、頻脈、口渇が認められる場合は、中毒原因物質を有機リン系化合物と推 定して初期の治療を開始することがある。
◆ 問132
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:1、4
THCは体内で速やかに代謝されるため尿中からは代謝物(11-ノル-Δ⁹-THC-9-カルボン酸等)として検出される(選択肢1が正しい)。トキシドロームは中毒原因物質が特定できない場合に特徴的な症状パターンから原因を推定して緊急対応する臨床概念である(選択肢4が正しい)。大麻の検出にはデュケノワ試薬を用いる(選択肢2は誤り)。シモン反応はメタンフェタミン(二級アミン)のみ陽性でアンフェタミンには使えない(選択肢3は誤り)。散瞳・頻脈・口渇は抗コリン薬中毒のトキシドロームである(選択肢5は誤り)。
